IoT:Internet of Things(モノのインターネット)(3/3)
ガスや水道の検診での利用
ガスや水道の検診は、検針員が各家々を回って目視で検診しているところが多いです。
水道やガスのメータは、地中に埋められていたり、確認するのが困難な場所に設置されていたりする事があり、検針するのだけでも時間と手間がかかり苦労するそうです。
遮断弁の制御が可能な機器を導入することによって、人が行くのが難しい場所でも遠隔からの検診を行うことができるようになり、効率的に検診することが期待できます。
また、定期的に検診することで、いつもと違って大量に水道やガスの使われ方をした場合など、水道管の破裂や、ガス漏れなどの異常な兆候を捉えたときに遮断弁を制御したりすることが可能になることが期待されます。
まとめ
IoTによってインターネットに繋がらなかったものが繋がるようになり、いろいろな情報が見えてくるのではないかと思います。
大雑把にしか判断できなかったものが、ちょっとした兆候に気が付くことができるようになり、問題を事前に対処できるようになるかもしれません。
通信機器やセンサー等のハードウェアのコスト、通信回線の利用コストなども、今後ますます低価格化が進むと見られ、導入や、運用のコストが下がり、IoTの普及も進むと思います。
一方で、どこかの機器でセキュリティが破られると、IoTシステム全体に影響が及ぶ危険性もあります。
また、不正プログラムによる盗聴や遠隔操作などの対策も必要です。
繋がることによって、いろいろな情報が集まるようになり、その情報で今までにないことに利用ができるようになるかもしれないと期待して、今後もIoTの動向に注目していきたいと思います。